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泉屋博古館
櫻谷文庫からバス停まで歩く道に洛星高校のグラウンドのネットに絡まるツタが見事でした。
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通りすがりのバスが泉屋博古館近くまで行く路線で、丁度信号待ちにかかっていて青になると同時に突っ走りタイミングよく乗ることが出来ました。
泉屋博古館に到着。
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今に残る写生帖は500冊に及ぶそう。
写生帖と100年前の市立動物園の年間パスポートも展示されています。
撮影可のトランクには貴重な天然岩絵具。
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常設展示館と特別展示館の間は紅葉の東山が庭の借景となっています。
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大正元年に描かれた寒月は竹林の雪野原に一頭の狐がほぼモノトーンの様に見える色で描かれた屏風は当時の朝日新聞記者であった夏目漱石に酷評されたそうですが、貴重なブルーの岩絵具を乳鉢の中で火を通しながら時間の長さで色調の差を編み出した工夫の賜物。
雪の中の足跡や竹の根元の溶けた雪の影がさりげなく描かれていますが容易に描かれるものでもなさそう。

泉屋博古館を出ると永観堂が近いので紅葉はもう終わっているかな・・・と散策。
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櫻の時期には花筏、散紅葉も充分風情がありました。
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次に3つ目の京都文化博物館へ。
ランチの時刻はすでに過ぎていましたが、お気に入りのお店は満席で 待ち時間が長いですよ、と念を押されて断念。
ランチ難民となってウロウロ・・・和食のお店は店を畳んでいたり。
バスにはタイミング良く移動でたのに残念でした。

文化博物館の櫻谷の絵画は掛け軸・団扇・扇子等が有りました。
油絵などはキャンバスの形の中に描きますが、櫻谷の作品は枠にとらわれない大らかさ自由さがかえって見るものが想像できます。
櫻谷ずくしの1日でした。

by tosa4351 | 2017-12-05 20:54 | 絵  展覧会
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